【武者くん・Samurai armor】

beads samurai
Tiny samurai armor
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小柄ながらも侍魂を内に秘めた凛々しい武者くんの作り方

小さな小さな”もののふ”武者くんです。
ハンドメイドに縁のない視聴者が
この動画を見て”ヨシ!作ってみよう!”
とはなかなかならないだろうし
ビーズ手芸に親しんでいる人にとっても
手間がかかりそうだからこれはパスだわ…
と思うかたも多いでしょう。
作業量が多めで動画も長くなってしまうため
武者くんは作品が出来るまでの
プロセスを早送りでお見せする動画とし、
挑戦者向けにこちらのレシピを用意しました。ビーズモチーフとしてはレアな作品ですし
歴史好きな方へのプレゼントなどにも最適です。
手順が多い分だけ時間と難易度は上がりますが
そうは言ってもビーズの小品ですので
思い切って挑戦していただければ嬉しいです。

2021年5月6日

ビーズザムライを作るための材料と道具

8mmビーズ(ケシ玉・アクリルビーズ・パールビーズなど)…………2 個

MIYUKI丸小ビーズ

  • #134 紺 /  Navy …193個
  • #407 赤 / Red・…66個
  • 青フロスト / Blue frost・…62個
  • 緑フロスト / Green frost・…4個
  • #281 ベージュ / beige ・…21個
  • #401 黒 / Black ・・・20個
  • #213 サーモン / Salmon…2個
  • #404 ゴールド / Gold…17個

MIYUKI特小ビーズ

  • ゴールド / Gold…8個

その他

  • テグス1.5号 ( 1号〜2号でも可 )頭…85cm・ボディー……100cm
    ※2号を使用する場合は極細のビーズ針の使用をお勧めします。
  • 菊座4mm・…2個
  • 菊座6mm・…1個
  • Tピン/ 30mm x 0.7mm・…1本
  • 丸カン/4mm・…1個
  • ストラップ金具/1個
  • 赤糸 /兜 40cm・袖防具40cm X 2・しころ40cm
  • チューリップビーズステッチ針#11/0.41mmX48.4mm / MIYUKIビーズ針K2377 0.5mmX55mm
  • (もしくは市販のビーズ針 )
  • ハサミ
  • ヤットコ
  • あったら便利♡ ツイーザー

あたまの作り方

 芯にするビーズとビーズ針、8mmビーズを準備

8ミリのビーズを芯にしてテグスは1.5号を使用します。穴の大きなビーズを使用する場合は1.5号のテグスでなくても大丈夫ですが丸小ビーズが入ってしまうくらいの大きい穴の物は不向きです。テグス2号を使用する場合は細めの針の方が後半になってもスムーズに作業出来ます。1号のテグスはビーズに通しにくくなることはありませんが細いぶんコシがなくなるのでしっかり引いて緩みが出ないようにしましょう。

テグス1.5号は釣具屋さんで手に入ります。

平面図を見ながらビーズで囲みます

一列目はテグスを固定する役目も果たします。

下記の平面図の上から順番に丸小ビーズを通して針をビーズの中に戻します。

平面図を参考にしながら芯になる8mmビーズを囲んでゆきます。
図面の番号はそれぞれのカラーのビーズの数を示しています。
例えば1列めはシルバー8個、2列目はシルバー5個です。
囲んで行く上で注意しなければならないのはテグスのタルミです。一列一列しっかりと引き締めるようにしましょう。
ただしテグス自体に力が加わるとテンションがかかってクセが付いてしまい作業がしにくくなります。
テグスはゆっくり引くようにしましょう。

テグスにヨリがかかって作業時間延長になっちゃう!

かおの中央部分は上下のビーズを共有します

目の間の列を左右同じバランスにするために上下のビーズを共有します。
最初の列は紺色3個、ゴールド1個、ベージュ3個、次の列は手前の列の上部の紺色のビーズに針を通してから紺2個、ゴールド1個、ベージュ2個を通して前の列の一番下の紺色に針を通します。

 しころを作り足します

しころとは兜の首を守る部分の名称です。頭の両サイドから後ろにかけて頭の下部を下に伸ばし”しころ”部分を作ります。

兜の両サイドの”吹き返し”を作ります

兜の両サイドの飾りは”吹き返し”と言います。
”しころ”の延長として後頭部の平面図になっていますがこの図面の右側は正面から見たら左側の”吹き返し”になります。片方を作り終えたら兜の淵に針を戻し頭頂部を横切って反対側の”吹き返し”作ります。横切るときに2個のビーズを足します。こビーズは隙間を埋める役目を果たします。反対側の吹き返しが出来たら芯にケシ玉の下からテグスを頭頂部に引き出します。

前立てを作ります

頭の上部から引き出したテグスを兜の列に引き込み”前立て”を作り足します。
前立ての中心は丸小ビーズ、立ち上がる場所は特小ビーズを使用します。
特小ビーズに引き返すときに最後のひとつを避けて中央の丸小ビーズにテグスを戻します。これは前立てが平行になりにくいようにする為です。引き続き反対側に進み同様にし

Youtube動画ではこの特小ビーズひとつを避けるのを忘れてしまいました。皆さんは忘れないでくださいね。

頭のテグスの始末をします

兜の列を利用しながらテグスを上部に引き出してからケシ玉の下へテグスを引き出し通し始めのテグスとしっかり結びます。
結び目と反対側にテグスを引き出し余分をカットします。

兜のしころ部分に赤い糸で装飾を兼ねた補強をします

赤糸40cmでしころの列がバラつかないようにかがります。かがった糸はしころの飾りになります。
糸を長めに用意してかがる回数を増やすと赤い糸も目立ちより鎧らしくなります。

からだの作り方

袖に付ける防具を作ります

赤い糸30cmで肩につける防具を2枚作ります。
ここではテグスは使いません。

 体を作ります

頭と同様に8mmのケシ玉を芯にしてテグス85cmで体を作ります。
直前の列の赤いビーズにテグスを絡めて横の列の高さが整うようにします。したの赤い列はあとで作り足すので不要です。

防具をつけながら手を作ります 

“袖付け用ビーズ” と記されているビーズは先に作って置いた防具の⑧に当たるビーズです。
赤いビーズからテグスを出して⑧のビーズに針を通したら斜めを向いてしまっていると思いますが
手を作って引き返した時にそのビーズにテグスを交差させるので向きが整います。
背中の青いビーズを利用して反対側にテグスを渡し同様に作ります。

下半身を守る防具を作り足します

この平面図は背中側から見たものです。ですので左手側から”草摺り”を
3列ひと組として作り足します。
列同士がバラバラにならないように隣の列と絡めているので複雑に見えますが
最初の2列は上部の紺色に、後の列は下部のゴールドと赤いビーズに絡めるのね!と覚えておくと良いでしょう。

”草摺り”に赤い糸で装飾を兼ねた補強をします

赤い糸で草摺りの装飾をします。
ビーズの列のガタつきを整える役目もあります。
残った糸をシツコク通しておくと赤い糸がひときわ目立って鎧らしくなります。

残り糸はビーズの中に引き込んでカットします。
引き込む直前にノリやボンドを薄く染み込ませておくとちょっと安心!

あたまと体を繋げます

Tピンでつなげる

Tピンを体と頭、菊座を

通します

Tピンを横に倒す

Tピンを丸める

ストラップ金具をつける

最近は長めのTピンを利用し2重に丸める事が多いです。力がかかるとせっかく丸めたピンが開いてしまいかねないからです。私は初期の頃よりピン曲げ用のペンチを使用しており普通のヤットコで丸めるとしたら上手に2重に丸まらないかもしれないです。ご自分のやりやすい方法で仕上げてください。

収録裏話

庭の砂利の上に武者くんを立たせて臨場感あふれるオープニング動画を撮るのだ!!
と、意気込んで”シューティング”に臨んだのですが結果はご覧の通りです。
砂利の上にスマホを滑らせることも出来ないし自ら回り込めば手に持つスマホはガンガン揺れる。
手首の回転を生かすしかない…。回転を最小限にするにはipadだ!とスマホから持ち替えたはいいけど画面の確認は出来ないので上手くレンズが武者くんを捉えていることを期待するばかり。
何回も何回も”テイク”しましたがこれが限界と言うか「無理だな・・」と悟ったのでした。
笑えるのは偶然歩いて来たありさん。武者くんとの大きさの比較になって面白い結果になりました。
草木が風に揺れる中キリっと立ち尽くす武者くんはあたかも強者供の夢の跡って感じに見えたら幸いです。

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